世界陸上が日本(東京)で開催されるのは実に34年ぶりとのこと。
日本からは、全49種目のうちの38種目に80名(男子49名・女子31名)の代表選手がエントリーしているようです。
しかし競技を見ていると、ふと気になることがありました。
それはこの記念すべき世界陸上で東アジアからの出場が少ないという点です。
一方日本人選手はこんなに多いのに…です。
では、その世界陸上の東アジア人が少ない理由は何なのでしょうか?
気になるので調査してみることにしました。
その他にも世界陸上強豪国TOP10についても触れていきます^^

目次
【世界陸上2025】なぜ東アジアは少ない?
引用元:X
なぜ世界陸上2025で東アジアは少ないのでしょうか?
今大会に韓国の選手はたった8人しか出場していません
引用元:デイリー新潮
調査により判明した、世界陸上2025で東アジアが少ない理由は次の通りです。
参考
- 参加標準記録を達成していない
- 国の方針で参加させていない
- 国の人気スポーツでない(費用がない)
- 日本のように積極的に参加する国は実は少ない
- 実は出ているがただテレビに映っていないだけ
調べによると、これらの理由が当てはまるのでは?
とのことですが、特に参加標準記録の高さは東アジアにとって高い壁となっているようです。
一方で、陸上といえばやはりアメリカやアフリカ(特に黒人選手)が強いイメージですよね。
なぜ世界陸上は黒人ばかりなのか?について記事を書きましたのでそちらもご覧ください!
ちなみに私が思う東アジアというのは日本を含める次の国々のこと。
- 中国
- 韓国
- 北朝鮮
- モンゴル
- 台湾
- 香港
- マカオ
北朝鮮は何となく参加が出来ないのはわかる気がします。
それでも韓国や中国はまだ日本からもそう遠くもないですし、もっと参加していても良さそうなのですが…あんまり見ないですよね。
世界陸上2025で東アジアが少ない理由:参加標準記録を達成していない
実は、あまり参加していない理由は色々とあるとは思いますが、1番当てはまるのはやはり参加標準記録を達成していないということ。
実は、日本人選手がこれだけ多く参加できているのには、この記録を達成しているからという理由もありますが、もう1つ理由があります。
それは”開催国枠”という特典です。
実は参加標準記録やワールドランキングで日本人が一人も出場権を得られなかった場合、その種目に対して1人だけ出場が認められるというもの。
参加標準記録やワールドランキング(Road to Tokyo)で日本人がひとりも出場権を得られなかった種目に関しては、「開催国枠」でひとりが出場できる
引用元:JAAF 【記録と数字で楽しむ第109回日本選手権】日本新の可能性と東京2025世界陸上:女子トラック種目

世界陸上2025で東アジアが少ない理由:国の方針で参加させていない
世界陸上2025で東アジアが少ない理由:国の方針で参加させていないについてです。
これは後で話す費用の面と被るかもしれません。
結局出場するかどうかは国が決めること。
例え、成績が良く強い選手がいたとしても国がGOサインを出さないと出場はなかなか難しいということでしょう。
とはいえ、中国に関しては過去に好成績を沢山納めているほどなので陸上には積極的に参加していると思われます。
世界陸上2025で東アジアが少ない理由:国の人気スポーツでない(費用がない)
世界陸上2025で東アジアが少ない理由、国の人気スポーツでない(費用がない)についてです。
やはり結局は”お金”なのかなと感じます。
それは、「出場してお金になるかどうか」についてです。
参加するにはやはりそれなりにお金がかかるもの。
また、開催場所が遠くであればあるほど出場するのにも一苦労します。
選手のビザ申請にホテル代や渡航費やその他もろもろ。
これらのお金を誰が出すのか?
選手に投じて得か損か?
実は、世界選手権やオリンピックには標準記録を誰一人達成できなかったとしても、1人だけは出しても良いですよというルールがあるようです。
しかしそれも”損得勘定”で参加を見送っている可能性があるということです。
例えば陸上競技が人気で、出場することで注目を浴び後からお金になる仕組みであればまだ国がバックについて選手に出場させる意味があります。
しかし、競技人口も少なく人気がなければお金にならなさそうですよね。
ましてや、そこまで陸上で上位になれなさそうとなればやっても損するだけと思うかもしれません。
そういう意味で言うと、韓国は陸上競技よりもテコンドーや野球なのでしょうか。
世界陸上2025で東アジアが少ない理由:日本のように積極的に参加する国は実は少ない
世界陸上2025で東アジアが少ない理由、日本のように積極的に参加する国は実は少ないについてです。
実は、気づいていなかったのですが日本人って結構陸上好き。
それを証拠に今回の世界陸上の視聴率も16.7%という高い数字をキープしているほど国民みんなが注目しています。
瞬間最高視聴率は午後8時16分と同10時13分、世帯で20・3%をマーク
引用元:スポーツ報知 【世界陸上】6日目の視聴率は16・7% 高数字キープ…中島佑気ジョセフ6位の男子400M決勝など中継
世界陸上じゃなくても、冬になれば箱根駅伝とか、オリンピックもそうですが選手が頑張る姿を見るのはどの競技でも熱くなります。
応援したくなるのが日本人なのでしょうか。
だからなのかは分かりませんが、日本人ほど積極的に世界大会に参加する国って珍しいのかもしれません。
加えて陸上の競技人口は、サッカー、野球、ゴルフ、バスケに次いで5番目に多い約40万人だそうです。
また、日本はアジアで唯一の先進国でしたし(今は韓国も)参加できるほど経済的に豊かだと言っても良いかもしれませんね。
世界陸上2025で東アジアが少ない理由:実は出ているがただテレビで見ないだけ
世界陸上2025で東アジアが少ない理由、実は出ているがただテレビで見ないだけという理由についてです。
世界陸上が放送されているのは主に夜間。
夜間に競技が行われる理由は色々とあるようですが、特に日本の暑い夏が関係しているようです。
陸上競技の多くが、気温や湿度の影響を避けるため涼しい時間帯、つまり夜間に実施されるのが一般的。
日本時間では主に午後6時半以降から午後11時ぐらいまで行われています。
また、これらのイブニングセッションを地上波を含めてBSで中継。
深夜にはハイライト番組も放送されています。
夜遅くに放送していて見逃している可能性は大いにあります。
また、やはりここは日本なので他の国の人がただ単にクローズアップされていないだけという理由もあります。
実は中国選手も多くの競技に参加しているということもあるので、東アジアの選手が少ないというのはぱっと見のイメージなのかもしれません。
【世界陸上2025】強豪国TOP10!
世界陸上2025強豪国TOP10!についてです。
これまで多くのメダルを獲得してきた国はどこなのでしょうか?
世界陸上は1983年ヘルシンキで第一回が行われたそうですが、そこから42年間の間で行われた大会数は20回。
その間に1番多くメダルを獲得した国、いわば世界陸上強豪国TOP10はこちらです。
陸上強豪国TOP10
10位 キューバ
9位 中国
8位 Soviet Union
7位 イギリス
6位 エチオピア
5位 ドイツ
4位 ジャマイカ
3位 ロシア
2位 ケニア
1位 アメリカ
あれ?中国入ってるじゃん!と思いますよね。
世界陸上2025であんまり注目されていないだけで、実は中国は陸上強豪国なんですね。

まとめ
世界陸上2025に東アジアが少ない理由は様々ですね。
ただ、中国は実は陸上が強いことにびっくりしました。
世界陸上2025の終幕まであとすこし。
最後まで思いっきり応援したいなと思います^^